当院に寄せられる、インプラント治療に関する疑問などをQ&A形式でご紹介します。
インプラントはどれくらいもつの?
せっかくインプラントを入れても、すぐに使えなくなっては手術を受けるだけの価値がありません。しかし、天然歯が永久にもつものではないのと同様に、インプラントにも寿命があります。調査の方法や調査機関によって少し幅がありますが、約5~20年と言われています。
国際的基準では5年以上経過したものはすべて成功例としています。インプラントの巧拙やインプラント体の選択、噛み合わせの状態、メンテナンスの存否、口腔内の衛生や健康の状態、食事や喫煙を含むさまざまな影響を受け、インプラントの寿命が決まります。
インプラントはどうしてそんなに高額なの?
まず、保険が適用されないこと。つまり完全に自由診療であることです。
次に、インプラント手術には多くの人が携わること。材料費が高額なこと。さらに、治療準備、実施、手術後の器具の手入れなどに多額のコストがかかり、開始してから完了までの期間も長くなること。アフターケアなど長期的なメンテナンスを要することです。
インプラントは、患者さんに短期的には経済的負担をかけますが、長期間良く噛めて食事を楽しんだり、体を健康にし、病気から守る役目もあり、生活の質(QOL)を高めますので、必ずしも高額とは言えないのではないでしょうか?ブランド商品を買いあさるより、自分の体に投資することの方が得策だと私どもは考えますが、いかがでしょうか。
インプラント治療にはどれくらい時間がかかるの?また、痛みはあるの?
簡単なケースでは手術部分の消毒も含めて、20分前後。少し大がかりでも、1時間~2時間で終わります。
治療するそのものには神経が無いため、ほとんど局部麻酔で、痛みはほとんどありません。
インプラントが完成するには、どれくらいの期間がかかるの?
インプラントを埋め込む手術は、通常1回だけで済みますが、インプラント体と骨が強固に結合するまで待たなければなりません。下顎で3~7ヶ月、上顎で6~10ヶ月ほどかかります。大がかりな骨の手術をする場合は、もう少し期間が延びます。いずれにしても、インプラント体が口の中で安定してから上部構造である人工歯を作り、装着して完成します。
歯を抜くと同時にインプラントを入れることはできないの?
通常は、歯を抜いた跡にできる骨の穴が、新しい骨で埋まってからインプラント手術をします。しかし最近では、抜歯即時インプラントといって、抜歯した穴を活用して、抜歯とインプラントと仮歯を一度に実施する方法を採るケースも増加してきました。ただし、長期にわたる臨床研究が報告されておりません。希望者はそのことを了承の上行うことができます。
インプラントにメンテナンスは必要なの?
インプラントを埋め込んで噛めるようになると、安心して来院しなくなる人もまだまだ多いのが現状です。しかし、インプラントはアフターケアが大切で、長持ちさせる秘訣です。人の体が常に変化するように、口腔内の噛み合わせも変化します。口の中は精密な構造なので、少しのことで大きくバランスを崩してしまいます。天然歯は変化に対応する機構(歯根膜やエナメル質の摩耗)があり自然に調整されますが、インプラントにはないので、人為的に調整しなければいけません。
定期的(3~6ヶ月に一度)に、必ず噛み合わせの調整に行きましょう。それから、インプラントはむし歯にはなりませんが歯周病には侵されやすいので、歯周病の予防処置をできるだけ頻繁に受けると良いでしょう。
インプラントを適用できない場合はありますか?
1本だけ歯を失った場合、複数の歯を失った場合、まったく歯が残っていない場合、いずれにおいてもインプラントによる治療は可能です。ただし、下表に挙げたような条件下では注意が必要です。
インプラント治療が制限されるケース…
?妊娠中の方
?全身疾患のある方
?他の歯根に感染症がある方、歯周病の方
?あごの骨の量が少ない方、骨粗しょう症の方
?糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある方は良好な状態にコントロールされていることが条件になります。
インプラント治療が適用できないケース…
?あごの骨の成長が終わっていない、概ね16歳以下の方
?歯磨きなどの日常の手入れが充分にできない方
?アルコール依存症の方
?医師との協調が得られない、精神的に問題のある方
?チタンへのアレルギーを持っている方
インプラント治療の成功率は?
30年以上の臨床経験と100万人以上の人が治療を受けた結果、クラウンやプリッジを支持するノーベルバイオケア社のインプラントは高い成功率を誇っています。1歯の修復においては95%近く、複数歯においてはそれ以上の成功率が論文で発表されています。
治療費はいくらぐらいですか?
インプラントを埋め込む本数や、治療方針、義歯部分の作製にかかる費用など、症例によって異なりますので、歯科医師に事前に相談し、費用についても充分納 得されてから治療を始めることが大切です。日本ではインプラント治療は医療保険が適用されませんので、従采の治療法に比べて高額と思われることが多いよう です。しかし、総入れ歯を何度も作り直した例や、インプラントによる治療結果、効果を総合的に考慮すると、一概に高額とは言えないと思います。
手術の際、入院が必要ですか?
一次手術でも、二次手術でも入院の必要はありません。また、充分な局部麻酔下で手術を行いますので、従来の歯科診療に比べても痛みを感じる度合いは強くないと言えるでしょう。
人工の歯が壊れることはありますか?
充分な診察を行って治療計画を立て、その部位に最も適した材料で歯を作製しますので、簡単に壊れるようなことはありません。万が一壊れたとしても、作り直しは可能です。また、骨の状態を確認した上で、インプラントを追加することも可能です。
まったく歯が残っていない場合でも治療できますか?
歯が1本も残っていない患者さんには、上あご、下あごに各4~6本のインプラントを埋め込んで義歯を支えます。インプラントを2~3本しか入れられない場合には、取り外し式の入れ歯で対応します。この入れ歯は従来の総入れ歯と異なり、しっかりあごの骨に固定されますので、食事中でも会話中でも動くようなことはありません。
詳しくは「All-on-4について」をご覧ください。
インプラント治療に関するその他の疑問や不安などがあれば、お気軽にお問い合わせください。

















